第31回 SEO外部リンクに関する一考察
SEO、というか、YahooやGoogleなどの検索エンジンで上位に表示させる方法は結局は2つしか方法がない。
「サイト内部」をいかに充実させるか。
「外部リンク」をいかに充実させるか。
つまり検索エンジン対策とは、「サイト内部」と「外部リンク」の深堀りでしかない。
外部リンクについて
しかし、ある企業のサイトによっては、内部ページを修正したいと思っても容易にできないこともあるだろう。たとえば、サーバ管理は外部制作会社が請け負っていてファイルの修正だけでも別途見積もりですとか言われてしまったり、あるいは、複雑にシステムが入り組んでいるため、たかだかHTMLレベルの修正でも難儀であったり、数年前に作成されたページゆえにtable入れ子で作られていて「これだと、いっそリニューアルしたほうがいいですよ」と提案してもその予算を社内で確保できなかったり。
で、結局は外部リンクで対応するしかないっていうのが、てっとりばやくてかつ安く済む方法だったりする。
その外部リンクについてだが、あくまでもこれは当方の勝手な推論と前置きした上で、今後は多数派の意見と少数派の意見をいかにバランスをとるかになっていくのではないかと思っている。
どういうことかというと、今の政治問題について2つの意見があるとしよう。
(意見A)
・政治評論家歴20年のベテラン記者 1名=>賛成
・政治にあまり関心がない一般人 5000名=>反対
(意見B)
・政治評論家歴20年のベテラン記者 1名=>反対
・政治にあまり関心がない一般人 5000名=>賛成
この場合、意見1と意見2、どちらがただしいといえるだろうか?
もちろん、
・政治評論家歴20年のベテラン記者 1名=>賛成
・政治にあまり関心がない一般人 5000名=>賛成
が理想ではあるのだろうけど、検索エンジンはあらゆる意見(サイト)について序列をつけて表示させる媒体である。実際のマニフェストであるならば、どちらが正しかったか歴史がその後を証明してくれるだろうが、意見Aと意見Bについて、どちらが評価できて、どちらが評価できないか、検索エンジンは結果をださなければならない。もしあなたが、検索エンジンだとしたら、いったいどちらを上に表示させ、どちらを下に表示させるだろう。
サイトの中身の充実度というが
意見Aと意見Bについて、ある人はこういうかもしれない。すなわち、意見の中身を問うのがベストだと。しかし、先にも言ったように、肝心のサーバにファイルをアップできない状況の場合、いまある意見がすべてになるだろう。また、これだけ数多くのウェブサイトが乱立し、しかもオリジナルのサービスならまだしも他社と似たようなサービスで競合多数だとしたら、いったいあなたはどこでその意見に差をつけるのか。
良質な外部リンク?
ここでいう良質な外部リンクとは、強引に置き換えれば政治評論家歴20年のベテラン記者ということになる。政治にあまり関心がない一般人は、ただ外部リンクを貼っているだけのサイトだろう。なら話は簡単だ。
(意見A)
政治評論家歴20年のベテラン記者 5000人
これならどうだろう。性別も年齢も違う政治評論家5000人が、微妙に意見が異なる箇所はあっても概ね意見Aに同意をしている。たしかに、これであれば、意見Aは正しいと判断することができそうだが。市場が常に正しいとは限らないように、専門家が常に正しいとは限らない。そして何よりも、ネットの世界では、時間さえあればいくらでも「政治評論家歴20年のベテラン記者」を装うことができるのだ。
(意見B)
偽「政治評論家歴20年のベテラン記者」5000人
として、検索エンジンに評価を仰いでもらうこともできるのである。
つまり、何がいいたいかというと、
その外部リンクについてだが、あくまでもこれは当方の勝手な推論と前置きした上で、今後は多数派の意見と少数派の意見をいかにバランスをとるかになっていくのではないかと思っている
というところにいきつくわけである。
以下、つづく。
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