第19回 集客で大事なポイントのひとつ、「キャラ立ち」とは?
そこで、さっそく以前の記事第15回 グーグル八分中、それでもアクセスが落ちないわけ(下)で紹介した、mixi作戦を実行。自動足跡付け機を起動させ、およそ1500人ほどに足跡を残した。
【携帯サイトのmixi作戦は注意が必要!】
で、翌日のアクセス数はいったいどうなるんだと、期待してアドミンしたら。ギョッ! たしかにmixi経由でのアクセスはあるものの、アクセス数はたいして伸びてなかった。何よりも、気になるのがページビューだった。
mixiからのアクセス者は、TOPページのみしかアクセスしていない。これはいったいどういうことなんだろう?とログに残された「mixi-mobile-converter」を調べてみると、どうやらmixiに貼られたリンクは、携帯からのアクセスの場合、そのURLをmixiのIPがアクセスして、自動変換してユーザーに表示させているようだ。つまり、あくまでもユーザーをmixiのドメインにとどまらせるっていう仕組みだ。
これはおそらく、ドコモなどの公式サイトの場合、公式に登録したURL以外のリンクは、サイト内に貼ってはいけないといった制約のためだろう。特にIPでPCと携帯の判別をしている場合は、mixi用の仕込みも用意する必要がある。
【集客に必要な「キャラ立ち」とは?】
mixi作戦を公表してから、何人の方から思うようにmixi経由のアクセスが伸びないとの話をいただいた。特に顕著なのが、リピーターの数。mixiに貼ったURLを1回は訪れるが、その後はまったくパッタリになってしまうという。おそらくこれは、あなたが業者と思われたからだろう。ここでいう業者とは、mixiのプロフィールや日記に外部サイトのリンクを貼り、そのリンク先にはアフィリエイトだったり、会員誘導ページだったり、あるいは、SEOを目的とした検索エンジン用のページが用意されていたりするケースのことをいう。ユーザーに取っては「足跡残すなよ!」と怒りを覚える方もいるだろう。おそらくこの人は、この業者と同じに思われたに違いない。
そこで私は3つのアドバイスをした。
(1)日記をちゃんと書くこと
(2)相手の日記もちゃんと読み、興味がある内容ならコメントを残すこと
(3)自分の趣味に合わせてマイミクを増やすこと
つまり、ユーザーとコミュニケーションをちゃんと取ろうということである。
たとえ目的が、業者と同じくURLを踏ませて自社サイトへ誘導し商品の購入につなげようとしても、である。そのときにポイントになるのが「キャラ立ち」。これはよくマンガ業界で使われる言葉で、ようは登場人物がどんな人物でどんな性格なのかをユーザーにわからせるというものだ。それによって、架空のキャラクターでもユーザーには身近に感じ、思い入れもしやくすなる。
日記を書く時も、このmixiのアカウントをユーザーにどう見せたいか考えて書くだけで、「キャラ立ち」の仕方もまったく変わってくるだろう。ぜひチャレンジしてもらいたい。
以下、次回へ続く
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次回以降の更新予告
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第20回:4月6日更新予定 今月の売り上げ報告(仮)
第21回:4月13日更新予定 新たに発見!口コミ効果を最大限にする震源地手法とは?(仮)
第22回:4月20日更新予定 集客のために街へ出よう!(仮)